こんにちは。
日本人女性は世界一長寿であると言われているのをご存知でしょうか。
そんな日本人女性の平均寿命は86歳です。
(厚生労働省2011年調べ。ちなみに日本人男性の平均寿命は79歳)。
ではここで問題です。
現在65歳の日本人女性は、平均であと何年生きるでしょうか
「そんなの単純な引き算でしょ、86-65で、あと21年」?
残念。
日本女性の平均寿命86歳という数字は、分母に0歳で亡くなった場合もすべて含まれている「平均」です。つまり、今65歳まで生きた日本女性があと何年生きるか、となると、
80歳まで生きる人が84%、
90歳まで生きる人がおよそ50%、
100歳まで生きる人は6%という数字があり、
今65歳の女性は平均でおよそ90歳まで生きる。
つまり今65歳の女性の余命は平均21年ではなく25年というのが正解。
数字って不思議です。
そして、がんの「余命宣告」について。
私が13年前、ステージ4の胃がんであると言い渡されたとき、食道や全身のリンパにも広がっている状態でした。がん、と診断がついて、患者本人に告知がされると、患者や家族の気になることは「治るのか、治らないのか、あとどれくらい生きられるのか」です。
私も13年前、同様のことをたずねました。
余命は数か月というものでした。
医者が宣告する余命は、「3年です」と言って1年で亡くなってしまわれたり、医療訴訟を起こされたりするよりも、「1年です」といって治療にあたってそれ以上に延びたほうがいいに決まっているから、短めに言うものなのだ、と想像しがちですが、そもそも余命宣告は、がんに対する「5年生存率」というデータを元にして推測している、というのが正確な表現になります。
この5年生存率は、がんの種類によっても異なります。
また、がんが発見されたときのステージによっても異なります。
「このタイプのがんでこの進行度であれば、今後はこのような過程になるだろう」という予測が、余命何カ月、余命何年、という数字となって出てくるのであって、それを言われたその人が3か月で亡くなると言っているのではないのです。
余命数カ月と言われた私が、13年経った今もおかげさまでこうして生きているのも、当時の医者の先生の予測が大幅に外れた、というよりは、余命数カ月と言われたその瞬間は確かに余命数カ月の状態だった、しかしその直後から、あらゆる「生活改善」「食習慣の改善」などを試みることで、
徐々に余命を延ばしていった、というほうが正しいのではないでしょうか。
平均。予測。統計もそうですよね。数字というのはほんとうに不思議です。
少なくともひとつだけ言えるのは、
数字は目安にしたり目標にしたりするもの。
決して絶望することはない、ということです。
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脳は非常に複雑な臓器ですが、「だまされやすい」。
左右の口角をキュッと上げてみてください。
それだけで快感や多幸感を司る脳のドーパミン神経は、
「笑ってる。ごきげんなのだな」と受け止めるんだそうです。
お笑い番組を見るのもよし、今はやりの笑いヨガを試すのもよし。
笑う門には福来る、は実践できるんですね。
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