体内にがん細胞が見つかると、その人は〈がん〉という病であるという宣告を受けます。
宣告を受けると、多くの場合、「セカンドオピニオンをとりますか」たずねられます。
13年前、私もそうでした。
「セカンドオピニオンをとりますか?」
その質問に、よくわからないまま「はい」と答えると、国立がんセンターのような大きな病院や機関を紹介されます。
情報の整理も、気持ちの整理もつかないまま、 がんの治療法を決める段階へ、というふうに進んでいきます。
今思い返せば、何かレールに乗せられたような、実にオートマチックな感じですらありました。
今の日本では、3つの治療法が「標準治療」と呼ばれ、
行われていることはご存知だと思います。
その3つとは、
1) 外科治療(手術)、
2) 薬物療法(抗がん剤)、
3) 放射線治療
そしてこの3つの組み合わせによる治療が主流です。
治療ガイドラインでマニュアル化された〈がん〉治療は、全国どこにいても同じレベルの治療を受けられるというメリットはあります。
しかし、「自分のがんに」だけでなく、「自分という個人や考え方に」あっている治療法であるのか、そこまで一緒に考えてくれるかというと必ずしもそうではありません。
「免疫療法」については、治療方法として期待され、研究が進められています。
「延命効果や症状の緩和が認められる」として治療に取り入れられているところもあります。
日本ではそれを標準治療の4番目5番目の選択肢の中には入れられていないのが現状です。
一方、例えばアメリカの最新の現場はというと、日本では標準治療のひとつである「抗がん剤」を、「極力使用しない」方向へとシフトつつある、というニュースもあります。
また、米国立がん研究所によって研究されている「光免疫療法」という新しい治療法に大きな期待が寄せられてもいます。
* 編集後記 *
日に日に暑さが増し、メンタルの疲れも、体の疲れも
たまるだけたまって、滞りまくっているこの状況です。
こんなときは、ウォーキングや散歩はいかがでしょう。もしくは家やベランダや屋上での軽い運動を工夫し免疫バランスを積極的に整えましょう。
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