前回ので、ブログんとストレスが密接に関係している、
というお話をさせていただきました。
よくないストレスはできれば「解消」したいものですが、
なかなかすっきり解消というわけにもいきません。
そこで次に生まれた概念が
ストレスを「コントロール(支配)する」だったのですが、
自分の思うようにストレスを操ることなんてむずかしい。
うまく操ろうと必死になったらストレスが増してしまいそうです。
そして今は、ストレスを「マネジメント(管理、うまく扱う)する」のが
実態にあった方法だとして取り組まれているようです。
ストレスには度合いと個人差があり、例えば建物の2~3階まで階段を上ることによるストレスは、の人に「活力」を感じさせますが、これが10階のフロアまで上るとなるとたいていは、ぐったり、疲れ果てますよね。
しかし、ストレスの感じ方には個人差もあって、3階まで上ったらぐったりだ、という人もいれば、10階まで一気に駆け上っても活力がみなぎる!と感じるレベル、という人だっています。
心や体にとって「苦痛」となるストレスが与えられると、体の中では活性酸素が発生して、
活性酸素は細胞を傷つけ、細胞を変化させます。さらにそれが長時間、あるいは長期間くりかえし続くと、傷ついた細胞はがん細胞に変わってしまう。
体に免疫力が備わっていて、ストレスが軽減されるなどすれば、傷ついた細胞は除かれ、がんになるまでには至らないのに、免疫力が低下していて、強いストレスがありそれが慢性的になったりすると、がんなど何らかの病気の発症に至ってしまうのだそうです。
また、ストレスは、「いやな上司に毎日理不尽に怒鳴られる」とか「ストレスを発散せずとことんため込む」というような精神的ストレス、「塩分が高く添加物の多い、栄養のかたよった食事を毎日とる」あるいは、「運動不足が長年続くこと」、「運動のし過ぎが長年続くこと」も身体的なストレスとしてあげられます。
そしてがん患者にとってのストレスは、がん細胞があると告知されたときから、生活の不安や社会復帰などの心配、死への恐怖、治療や薬の副作用による痛み、と枚挙にいとまがありません。
これらストレスを、できることから、自分の方法でマネジメントしていく。それは、治療の前向きな自己決定や、家族や親しい人とのコミュニケーション、ラックスと気分転換を上手に取り入れる、ありのままの自分を大事にした、無理をしない生活。
そして栄養のバランスのとれた食事、ほどよい運動。
それらがストレスマネジメントとなり、がんになっても自分らしい生き方を見つけていくことに必ずや、つながるはずです。
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