• 子育て真っ只中 2児のママ

ヘルプマーク、ご存じですか?

地の色は赤で、白いハートと、白い十字。



このブログを読んでくださっている方はすでにご存じのことと思いますが、


そう、「ヘルプマーク」です。





このヘルプマーク、見たことはあるけれどちゃんと知らない、という方が多いのではないかと思います。

ある民間企業が、全国の障害のある人379人を対象にアンケート調査をしたところ、「ヘルプマークを知っていますか?」という質問に約半数が知っている、半数が知らない、という結果だったといいます。

統計とかアンケートというのはいったん疑ってかかるのが常なのですが、このアンケートももしかしたら言葉だけでの質問だからこういう結果だったのでは? 

と憶測してしまいます。

写真や現物などで、赤い地に白いハートと十字(+ プラス)を見せればきっと、「見たことある」「知ってる」「手助けが必要かも知れない人のことでしょう」など、ポジティブな答えがもっと多かったのではと思います。


実は私も、このマーク自体は見たことがあったし、何らかの手助けが必要になることもある方なのだな、という認識はありましたが、「ヘルプマーク」という名前のほうを知りませんでした。


では、このハートとプラスのヘルプマーク、ちゃんとした意味というのはどんなものなのでしょう。


ヘルプマークは、東京都福祉保健局が作成したピクトグラム(絵記号、絵単語)。


障害や疾患などを持つことが、外見からは分かってもらいにくい人などが、「支援や配慮が必要である」ということを周囲に知らせることで、支援を得やすくなる、というのが目的です。2012年に東京都で配布が始まっています。


障害や疾患の基準は、「ない」というのも大きなポイントです。

自治体によっては、窓口で配る際に診断書の提示を求めるところもあるようですが、支援や配慮を必要とするすべての人がヘルプマーク使用の対象者。

外見ではわからないが周りに助けが必要な方というのはたくさんいます。

ヘルプマーク自体を一般に広く認知してもらうことが大切なので、窓口でもらったものでないと正式ではない、ということもありません。


赤い色とハートとプラスの白。

このピクトグラムそれ自体が人の目にとまればよいので、手作りもOK。


ヘルプマークの裏側には、その人にとって大切なことが書かれていることが多いです。

  • 「私は支援が必要です。私が困っているときは下記に連絡してください」

  • 「しゃがんでいても少したてば大丈夫です。救急車は呼ばないでください」

  • 「うずくまっていたら、声が出ず動けないでいます。横になれるところまで連れていってください」

  • 「てんかんがあります。口の中にタオルなどを入れないでください。大声で呼びかけないでください。体をゆすったりしないでください」

  • 「ゆっくり話しかけていただけると助かります。聞き取ることが苦手です」

など、

してほしいこと、してはいけないことなどは人によって違うので、その人にとってはこうなんです、ということが、初対面の他人にも、具体的に分かりやすく書いてあります。

よかれと思って声をかけて、助けたいと思って肩をゆすってみた、それが裏目に出てしまうことのないように、ヘルプマークを付けた方が困っているようだったら、まずはそっと声をかけて、ヘルプマークを裏返し、何が書いてあるか確認することが必要なんですね。


手作りもできる、と先ほど書きましたが、「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」で検索すると、「東京都が提供しているものと同じデザインを作成してください」、と明記してあります。赤い地の色に、上に白い十字、下に白いハート。これが基本です。



ネット検索をすると、フエルトや布で手作りしている方も多いですし、なかには、赤い本革を使ってステッチも非常に凝ったものや、定期券ケース、缶バッジなどにしている方もいます。それ自体を楽しむことも、とてもいいことだなあと思います。


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ピクトグラム、というのは、何かを分かりやすく伝えるためにつくられた、簡略化された絵記号・絵単語のことです。



いちばん広く認知されているピクトグラムは青や黒の「男子トイレ」、赤い「女子トイレ」でしょうか。緑色の、人が逃げる姿の「非常口」のサインも思い浮かびます。いまでは至る所で見かけるピクトグラムですが、


世界に広まったのは、1964年の東京オリンピックなんだそうです。


「トイレ」「レストラン」、それに「水泳」「サッカー」など競技の種類もピクトグラム化されていました。ことばや文字では通じない外国のお客さんたちのためにもそうですが、ごちゃごちゃしていなくて、単純で簡潔で、直感的にすぐにそれとわかるデザイン、というのがピクトグラムのすばらしさ。


さらに東京オリンピックのピクトグラムを手掛けた当時のデザイナーたちは、広く認識されることが大切だという信念から、著作権を放棄したそうです。




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