今日のテーマは「マインドフルネス」。
マインドフルネス、という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
マインドフルネスは、英語でmindfulness。
「瞑想(めいそう)」とどう違うのだろうと調べてみました。
「瞑想」をそのまま自動翻訳してみたら、メディテーション(meditation)と出ました。
なるほど。瞑想やメディテーションは、「行為」を表す言葉なんですね。
それに対してマインドフルネスは、「心理的な過程や状態」を表す言葉ってことになるかと思います。かんたんに言えば、瞑想などの「実践」をすることによって、マインドフルネスの「状態」になる。
そのよさそうな「マインドフルネス」を得るために、実践する行為自体は、瞑想にとどまらず、座禅など仏教的なものに限らず、ヨガやウォーキングなどでも得られたりするようです。ではマインドフルネスというのはそもそも、どういう心なり体なりの状態なのかというと、仏教的なマインドフルネスと、医療行為としてのマインドフルネスがあるそうなんです。
主に瞑想や座禅による仏教的なマインドフルネスは、内観、とも呼ばれることもあるようですね。「今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに捕らわれのない状態で、
ただ見ること」と説明されています。到達・達成する心理の状態を目指すものではなく、
ひたすら実践されるもの。
一方、医療行為としてのマインドフルネスは、これをもとにアメリカで生まれた流れで、
1970年代にストレスやうつを軽減する方法として体系化されたものとされています。
達成すべき目標をもって、自己修養、自己成就のためにのぞむ、行動療法の一種。
心理的身体的な健康に効果があるとされているそうです。
いかにもアメリカ的ですね。
そういえばiPhoneのヘルスケアアプリにも、マインドフルネスの項目があって、
つまりは商業的に利用されているということなんだと思いますが、実際にプログラム化されたマインドフルネスは、老化、体重管理、運動、周産期への介入、うつやストレス、薬物依存の手当などにもその効果を期待されているそうです。
理論とか潮流とかを調べると、東洋とか仏教にあるものを西洋がとりあげて、
理論体系化されるものが少なからずあります。
漢方や鍼灸も、西洋医学が取り入れたり発展させたりしていますが、
非科学的、非論理的でエビデンスがないと言われていたことも、
突然「それにはこんな理屈、しくみがあった」と分析、解釈されたり、
科学的に立証された!とかいう流れになったりします。
でも、要するにそもそも心と体はつながっていて、片方からのアプローチがもう片方に有効に働くよ、っていうシンプルなことだったりします。
そもそも西洋医学では「心」なんてものは体の臓器として存在しない、あるのは心臓と、大脳の働きのごく一部だとしか解明されていませんものね。まあそれはさておき。
次回は、具体的なマインドフルネスを得る方法について。
陶板浴の20〜30分の間にもできる、ちょっとしたすきま時間にも可能な、
マインドフルネスへの方法をご紹介します。
* * 編集後記* *
厚生労働省が、マスクの着用は必要ないガイドラインを出しましたね。
屋外でマスクの着用を推奨するのは、「他者と2メートル以上の身体的距離が確保できないなかで会話を行うときのみ」。と定義づけました。
それ以外は、とくに夏場は熱中症予防の観点から、マスクを外すことを推奨する、と。
とくに2歳未満の子、就学前のこどもは身体の発達を考えるとマスクを推奨しない。
成長であれ発達であれ、人体に、血流に、新鮮な酸素はいっときも足りなくなってはいけません。ポイントは、会話をするかどうか、距離を保てるかどうかの2点。
BCGの予防接種がコロナにも効果的とわかった、というニュースもあり、コロナ禍の日常は徐々に変化を見せてきています。
考え方が人それぞれであることもあります。決めつけたり思い込んだりしているかも、と自分を振り返ることも大事。柔軟に、物事をとらえていきたいです。
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