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体を温める代表食材「生姜」は、夏と冬で食べ方を変えるのが正解



体を温める食材の筆頭といえば生姜。


日本だけでなく、東南アジア、中国、西インド諸島などでも生産され、昔から薬用として根茎の部分が使われてきました。


冷え性の人の中には、生姜湯を愛飲している人も多いようです。確かに体を温める優秀な食材なのですが、より効果を高めるためには摂取の方法を工夫する必要があります。


生姜に含まれる特徴的な成分で、さまざまな効能の元になっているのが「ジンゲロール」と「ショーガオール」という2つの成分です。これらは下記のように、違った性質や効能が知られています。


生の生姜には「ジンゲロール」がたっぷり含まれており、体の表面を温かくして発汗を促します。汗をかくことで体から体温が奪われるため、生の生姜を食べて時間が経過すると体が冷えてきます。また、脂肪の吸収を抑えてくれるので、油分の多い食事と一緒に生の生姜を食べると、抗酸化作用が発揮されてヘルシーです。免疫細胞の一つ、白血球を増やすことも知られています。


ところが、生姜を80℃程度に加熱すると、「ジンゲロール」が「ショウガオール」に変化します。ですから火を入れて調理したり、お茶にすると「ジンゲロール」の効果は薄れ、「ショウガオール」の効能が得られるようになります。


加熱した生姜を食べると、体内では脂肪や糖質が燃え、体の深部からぽかぽかしてきますが、これは「ショウガオール」の力によるもの。時間をかけて体温が上昇していきます。


また、運動の30分ほど前に食べると、脂肪をたくさん燃やすことができるので、ダイエットにぴったりな食材とも言えます。九州大学の発表によれば、通常、運動開始から30分で燃焼を始める脂肪ですが、「ショウガオール」を摂取してから運動すると脂肪燃焼開始までの時間が20分に短縮できたそうです。同時に、脂肪燃焼で生まる体内の老廃物を、汗や尿として排出する力もあるので、体の解毒としても優れています。


血流を改善し、傷んだ血管を修復する効果もあります。狭心症や心筋梗塞の原因となる動脈硬化を予防し、治療にも役立つという論文も発表されていますし、アレルギー皮膚炎、糖尿病、がんなどの予防や、美白効果、認知症の発症を抑える力もあると報告されています。


こうした効果を考えると、季節や期待する効能によって、生姜を生で食べるか、加熱して摂取するか決めるのが良さそうです。


【生で食べるのがおすすめ】


暑い夏・・・すり下ろして薬味にしたり、レモンやハチミツを加えてジンジャージュースにして飲むと、体から熱が取れてクールダウンできます。

インフルエンザ予防・・・細菌やウイルスから体を守ってくれるので、インフルエンザが流行する時期に生の生姜をとるのはおすすめです。

病後の回復・・・自己免疫機能のアップも期待できるので、風邪をひいたときに生姜を食べると、回復を早めることができます。

【加熱して食べるのがおすすめ】


冷え性・肩こり、腰痛、頭痛の改善・・・血行が促進され、全身がすっきりします。

ダイエットをしたいとき・・・運動の前に摂取すると脂肪燃焼効果がアップ。

生活習慣病の予備軍・・・血管年齢をあげてくれます。

寒い日・・・体の芯から温めてくれるので、ほかほか感が長時間続きます。

美肌・・・血流が良くなるので皮膚にハリが生まれます。美白効果もあり。

夏のクーラーで冷えたとき・・・夏でも冷えを感じる人は加熱がおすすめです。

体を温める生姜ですが、体の芯から温めるには、加熱して食べましょう。







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