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光免疫療法のお話

執筆者の写真: 子育て真っ只中 2児のママ子育て真っ只中 2児のママ

今日は、いよいよ注目が集まってきているがんの治療法、光免疫療法の話です。


アメリカのオバマ前大統領が8年ほど前に、がん細胞だけを攻撃する新しい治療法が実現に向かっている」、と演説したことでもニュースになったので、ご存知の方も多いかもしれません(2012年の一般教書演説)。


日本では、2018年には国内での治験がスタートしており、今年(2020年)の4月には、国立がん研究センターと島津製作所が共同研究契約を締結、光免疫療法に関する臨床応用へというニュースが報じられています。


ではこの光免疫療法というのはどんな治療法なのでしょうか。

大まかに説明いたしますと、光吸収体を結合した複合体を患者に注射したあと、「近赤外線」をあてる。そうすると光吸収体ががん細胞内で熱を発する物質に変化し、「がんの細胞のみを物理的に破壊させる」、という非常に画期的なものなのだそうです。そのとき、急激な細胞破壊によって腫瘍抗原が放出され、それによって免疫が活性化するというのだからすごい。


免疫の活性化ってやっぱり非常に大切なんですね。


そして免疫細胞のT細胞が分裂、増殖。さらには「がん細胞を守る役目」をしている、いわば番犬みたいな存在である、「免疫抑制細胞」を破壊する、というのです。


しかも副作用もほとんどない。実用化されれば保険適用が可能。


これはもう、がん治療の革命的治療法といえるでしょう。


あの楽天の三木谷浩史社長も、ご家族の治療という大きなきっかけから、この光免疫療法を支援されていると聞きます。


しかしながら、これまでは、といいますか今現在もですが、標準治療は外科手術、抗がん剤、放射線治療の3本柱であることに変わりはありません。


民間療法の部類に入れられている免疫療法は、それにはどんなものがあるのかとお医者さんに相談すると、お医者さんは、自分のこれまでやってきた経験のある治療法を信じ、また優先します。それは当然のことかもしれないのですが、民間療法がやりたいのなら、それをやってくれるよそへ行ってくれとそんなふうに言われてしまうのが常です。


画期的な光免疫療法が、いまがんと闘っている患者とその家族のいる医療現場に、一日も早く降りてくる日を強く強く待ち望みます。

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今回のテーマ「光免疫療法」が、「近赤外線」を


使用する治療法だということを知った時、たいへん衝撃を受けました。


そもそもの話、今では一般的に知られている「遠赤外線」も、


暖房器具などに応用されるようになったのは1990年代。最近ですね。


当時私も、「遠赤外線? なんだそりゃ?」 と


不思議に感じたのを覚えていますが、その感覚で言いますと陶板浴のテラヘルツ波も、平凡なアタマには不思議極まりない。


しかしテラヘルツ波は「電磁波における最後の未踏領域」とさており、


さまざまな分野での応用が期待されているとのことです(Wiki調べ)。




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