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執筆者の写真温活大好き

唾液を分泌させるには?

前回、唾液はもともと血液で、


身体にとって非常に大切な働きをしてくれている、


というお話をしました。



今日はその唾液を、より分泌させるにはどうしたらいいか。



唾液の働きをおさらいしておきましょう。



「食べ物を飲み込みやすくする」


噛んで唾液と混ざった食べ物は、飲み込み、いわゆる「嚥下(えんげ)」がスムーズになります。



「味を感じやすくする」


舌にある粒々「味蕾(みらい)」。乾いた食べ物は


舌にさわっても味を感じにくいのですが、


唾液と混ざって湿度が上がることで味として感じます。



「消化作用」


唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素が働きます。



「殺菌作用」


口内の細菌の働きを、唾液が抑制してくれます。



「虫歯・歯周病菌の働きの抑制」


口の中に存在する原因菌、外から入ってくるウイルスの類の働きを抑制します。



それ以外にも、


歯の再石灰化を促進、


口内環境の中和、


口内の自浄作用……、と挙げればきりがないほど。



では、この口の中の「唾液」、


どんなことが原因で少なくなってしまうのでしょう。


唾液が少なくなる要因としては、


・加齢


・ストレス


・女性ホルモンの低下、更年期


・口呼吸


・よく噛まないで食べる習慣


・喫煙、アルコールの摂取


が主なもの。


自力ではどうしようもない要因はさておき、


対処できそうなところから。


・よく噛んで食べる


・鼻呼吸


・喫煙、アルコールを減らすかやめる


といったところでしょうか。



積極的に唾液を分泌させる方法としては、口内と輪郭のマッサージがあります。



まずは口内バージョン。


口の中で行う、舌でのマッサ―ジです。



まず、口を閉じたまま、


舌で上の前歯とくちびるの間をなめるように


ゆっくりと動かします。


そのまま、上の歯の外側から右へ、ぐるーりと右頬の内側へ。


そして下の歯の外側へとまわします。


3周ほど舌をまわしたら、反対に3周ぐるーり。


多少変顔になりますが、マスクの中でできるのでおすすめです。



もうひとつ、輪郭バージョンは、両手の指でのマッサージです。



両耳の下のほうをたどるとえらのあたりに骨があります。


そこを両手の親指で、押し上げるようにやさしく刺激。耳下腺マッサージです。



そのまま顔の輪郭の骨に沿って(顎下腺)、下から押し上げるように、


あご先の下側(舌下腺)まで、


4~5回にわけて押し上げます。



すぐに、じわっと唾液で口内が潤うのを感じます。


歯周病、口臭対策にも効果的なので、


唾液分泌マッサージ、


口内バージョンと輪郭バージョン、ぜひお試しください。

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