日常のなかで気がつくと肩などの筋肉が縮こまりがちになり、
さらにスマホの見過ぎやPC作業によって、
「猫背」、「巻き肩」、最近では「スマホ肩」と
呼ばれるような肩になってしまっていたり。
さらにそういう状態が続くと、
そこからあごを前に突き出すような「カメ首」が
常態化してしまうケースも少なくないようです。
ふと気づいたら猫背、
ふと気づいたらカメ首になってしまっているなら、
肩コリ、首コリ、頭痛もちでもあるかもしれません。
そこで今日は、
すぐ手の届く体のある部分をやさしくモミモミするだけでOKな、
かんたんマッサージの実践編です。
すぐ手の届くある部分とは、
「胸鎖乳突筋」。
きょうさにゅうとつきん、と読みます。
両方の耳の下あたりから、
ノド下中央のほうに、斜めに伸びている筋肉です。
実際に、胸鎖乳突筋に触って
今回のテーマ、マッサージで首のビフォー・アフターを実践してみましょう。
まず、ビフォー。
今の首コリの状態を確認します。
頭を前にゆっくり傾けてみてどのくらい首の後ろがつっぱるかを感じます。
つぎに頭を後ろにゆっくり傾け、どのくらい傾けづらいかを感じます。
人によっては、首の後ろが背中のほうまでこっているのを感じるかもしれません。
後ろはとくにやさしく傾けてください。
そして、次に胸鎖乳突筋です。
正面を向いて、頭を右に向けます。
そのまま首を左にかしげると、
耳の下からノド下へとはっきりとあらわれるのが、
胸鎖乳突筋です。
右手の指の腹でやさしくモミモミ、マッサージしてみてください。
耳のすぐ下から、樹木の幹のように伸びる筋肉を確かめながら。
10秒ほどもんだら、反対側。
正面から、左を向き、頭を右にかしげます。
左手で、首の右側にあらわれた胸鎖乳突筋を同じようにマッサージ。
あくまでやさしく、10秒ほど。
これを左右行ったあと、
ビフォー・アフターのアフターです。
首を前と後ろにゆっくり傾けて、
さっき感じた首の後ろのコリ具合、
つっぱり具合との変化を確認してみてください。
少し、軽くなっていると感じたらおなぐさみ。
この胸鎖乳突筋マッサージ、
肩や首を直接もまずに、首や肩が軽くなるので
ほんとうにおススメです。
ぜひ毎回ビフォー・アフターで首の後ろの感覚を確認しながら、
行ってみてください。
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